1979.3.28 日本武道館にて、アース、ウインド&ファイアーの初来日公演。
この日の模様がNHKにて放送され、ありがたいことにyoutubeにアップされています。
1979年といえば、大ヒットアルバム’I AM’がリリースされた年。September, Fantasyなどがディスコで大ブレイクしていた時代。
まだアル・マッケイが在籍、ドラマーもフレッド・ホワイトで、まさに絶頂期のアースのライブなのです。
どんなソフト化されたアースの映像作品よりも、エネルギー量は半端ありません。
この時代に青春を過ごしたかった。。。
さて、この放送は、訳詞がテロップで流れるのですが、とてつもなくブっ飛んでます!
アースの和訳の歌詞はストレートな訳が多い気がしますが、なぜかこの放送の訳はオリジナルで意訳も意訳、同じ言葉でも違う意味を付けまくってます。
EARTH,WIND & FIRE ”GETAWAY” 訳詞
おまえは歓びを求めるが
周囲はおまえを押しつぶす
迫害に抵抗しなさい
屈服したら苦しみがつきまとう
さあ私の手を取りなさい
離れるのだ
荒れ果てた世界を
正しい星を見つめなさい
無視してはいけない
星はおまえを導くだろう
従わなければ世界に欺かれよう
さあ 私の手を取りなさい
我々は脱出できるのだ
捨て去ろう
自由になるのだ
星をめざして
私とゆこう
自由になるのだ
脱出しよう
ごきげんな夜だ
でも出発する頃だ
迎えが来ている
乗り込む時間だ
では出発しよう
作詞作曲 B.Taylor / P.Cor
訳詞 Mary Stickels / 小松ふみ子
1コーラス目はそれでも抑制が効いてますが、2コーラス目(フィリップ歌い出し)は何でこうなるの?という意訳。
でも、アースの世界観とは不思議に繋がってるから、全く違和感がない。
だってあのアルバムジャケットですよ?
古代エジプトは宇宙船で宇宙と繋がっている、という。。。
ここでも、この「現実世界」という悪魔的なクローン界から、本来の世界に帰ろう、脱出しよう、何もかも置いて、というスピリチュアルなメッセージが受け取れます。
アースの持つスピリチュアルさを、エジプトマジック程度の文脈で切り取っていたのが当時の大多数の人々だったとは思います。にも関わらず、今でいう「アセンション」にも通じるメッセージとして理解し意訳したのでしょうか。
「自由になるのだ」とは、この自由なようでいて自由などない「現実世界=クローン界」からの脱出を示唆するのではないでしょうか。
こんなメッセージが1979年にこともあろうにNHKが流していたなんて。。。
そしてこの曲に続いて、お約束のピラミットマジックになだれ込むのです。
宇宙人が出てきて、アースのメンバーを連行!
ピラミッド型の宇宙船に乗って脱出しよう!
と離陸したら空中分解!
そしたら宇宙人のヘルメットを外すとモーリスたちが!
うん!すごいマジックですね!
興味が湧いてきた方、ぜひyoutubeで絶頂期アースを体感してください!31:00あたりからが”GETAWAY”です。
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